ウチラボ 編集長

中古マンションの売却では愛想が良いだけの営業担当者に気をつけましょう。

不動産は「新築」と「中古」で売り方が大きく変わります。

新築のマンションの場合は、モデルルームもありますし豪華なパンフレットも用意できます。

購入者検討者もマンションの立地や設備などを確認しながら、モデルルームやパンフレットの資料などによって詳細を把握することが可能です。

一方、中古マンションの場合は、そういったモデルルームや豪華なパンフレットを用意することはできません。

購入検討者は、実際に売りに出されている物件を内覧をしたり、チラシや物件の資料を見て購入するかどうかを決めるようになります。

中古物件は営業担当者の「質」が問われる

中古マンションの売却では、新築物件と比べて販売活動に大きな費用をかけることができないため、営業担当者の役割がより大きくなります。

また、中古物件は売りに出せばどんな物件でもすぐに売れるというものではなく、物件によっては売れ残ってしまうリスクもあります。

3ヶ月程度で売却できる場合もあれば、半年経っても買い手がつかない場合もあります。

そのため、中古物件は新築以上に営業担当者の「質」が重要といえます。

不動産会社で選ぶのではなく営業担当者で選びましょう

いま所有している不動産や相続した不動産などを売る場合、まずは不動産仲介業者に問い合わせをして仲介を依頼するようになります。

話がある程度進んでくると、実際に不動産会社の営業担当者が家に訪れ、査定価格の話や売却の流れなどを説明しに来てくれます。

通常、この時点ではまだ仲介の契約前になりますので、このときの営業担当者の人柄や知識・経験などを確認して、正式に仲介を依頼するかどうかを検討して問題ありません。

不動産の売却で失敗しないためにも、1社に問い合わせただけですぐに仲介を依頼(媒介契約を締結)することはやめておきましょう。

不動産の売却では、仲介を依頼する不動産仲介業者を選ぶようになりますが、重要なのは、どの会社に依頼するかではなく、どの営業担当者に依頼するかという点です。

確かに会社によって方針やノウハウなどは異なりますが、不動産の売却では営業担当者の経験や知識、戦略によって売れやすさが大きく変わるのが現状です。

そのため、会社ではなく営業担当者を選ぶという意識が大切です。

愛想がいいだけの営業担当者に要注意

不動産の売却で失敗しないために、営業担当者は慎重に選ぶようにしましょう。

不動産業界に馴染みがない方は、不動産の売却は人生で1度あるかないかといった方が大半だと思います。

そのため、何も分からず不安だらけになっている方も多いでしょう。

そんな中で愛想が良くて自信満々な営業担当者が家に訪れると、それだけで不安が和らぎ「この人なら安心して任せられそうだ」と錯覚してしまってもしょうがありません。

ただ、中古物件をできるだけ早く・高く売るためには営業担当者の力量が大きく関わってきます。

愛想がいいだけでは、「早く・高く」売ることはできません。

時間にルーズな営業マンは要注意

愛想が良く営業になれてくると、どんな場合でも笑顔や冗談で対処しようとする営業マンもいます。

例えば、打ち合わせの約束の時間に遅れても全然悪びれることもなく平気な営業マンもいます。

正式に売却を依頼するのであれば、そうした仕事に対する誠実さもチェックするようにしましょう。

正式に売却を依頼した場合には、その営業マンと半年近く連絡を取り合ったり、打ち合わせをするようになります。

ちょっとした不満がだんだんとたまっていくと、その営業マンに対して不信感だらけになる可能性もありますし、いつか大きなトラブルに発展してしまうかもしれません。

そのため、時間にルーズな営業マンや誠実さに欠けていると感じる営業マンは選ばないようにすることが肝心です。

客観的なデータを活用しているか?

愛想が良い「だけ」の営業担当者は要注意ですが、愛想がいいこと自体は悪いことではありません。

いつも不機嫌そうにしている営業マンよりも、いつも笑顔で接してくれる営業マンの方が、売主としても気持ちがいいものです。

では、どういう営業担当者であれば安心して任せられるのでしょうか?

良い営業担当者の見分け方には、いくつかチェックするポイントがありますが、

客観的なデータを活用して戦略を練っているか?

という点はとても大切なポイントといえます。

「早く・高く」売るためには、戦略が重要ですし、その戦略を立てるための情報が必要になります。

例えば、売りに出しているマンションに買い手がつかなかった場合、次の手段として値下げを検討する必要もありますが、この値下げのタイミングもとても肝心です。

そのタイミングを間違えてしまうと、せっかく値下げしたのにインパクトがなかったり購入検討者の目に留まらず、けっきょく売れ残ってしまう場合もあります。

不動産の売却は、知識や経験、最新の情報に基づいた戦略が重要になりますので、愛想が良いというだけで営業担当者を決めてしまうことがないように注意しましょう。

不動産の査定金額は、その根拠をしっかり確認しよう

不動産を売ろうと考える理由は様々ですが、誰もが可能であれば高く売りたいと考えるのが普通です。

所有者が直接、買い手を見つけて売買を行うケースもありますが、一般的には不動産仲介業者に売却をお願いするのが基本です。

そのため、不動産を高く売れるかどうかのポイントは、不動産仲介業者を正しく選ぶことが重要だと言えます。

複数の仲介業者と話してみるのがオススメ

自分が所有する戸建て住宅やマンションなどを、何度も売り買いした経験のある人はなかなかいません。

そのため、普段はどの不動産仲介業者が良いか考えることもありませんので、売却することを決めてから初めて会社選びをすることになります。

そこで、そういった人にオススメなのが「不動産の一括査定サービス」です。

一括査定サービスでは、不動産の査定を一括で複数の会社に依頼できる便利なサービスです。

ひとつの会社だけでは、その査定価格が適正なのか分かりませんので、複数の会社の査定を比較することで、相場感も掴めてきます。

査定価格はあくまでも目安

不動産の査定価格が出たからといって、必ずその金額で売れるというわけではありません。

査定結果はあくまで目安として確認するようにしましょう。

複数の査定結果から、おおよその相場を見られることは大きなメリットです。ただ、査定結果の表示を鵜呑みにせずに、その根拠をしっかりと確認することが大切です。

実際に営業担当者に会って話を聞くのが大事

もし、満足いく金額を出してくれた会社があったとしても、その査定の根拠を論理的に説明できなければ、あなたと契約を取り付けるためだけに他社より高い金額を出している可能性もあります。

また、不動産会社によって得意な物件(戸建て、投資用マンション、店舗など)がある場合もありますので、同じような種類の物件の販売実績を聞いてみるのも効果的です。

会社名のブランドではなく担当営業マンの実力を確認しよう

会社名が有名かどうかだけで判断しないように注意しましょう。

テレビCMなどを出していなくても、あなたが売りたい不動産がある地域でしっかりした実績を持っている会社もあるからです。

最初の段階でつまづかないように、複数の会社を比較して入念に検討することが大切だと言えるでしょう。
会社名が有名かどうかではなく、担当営業マンの実力を見て決めるようにしましょう。

不動産の売却を不動産会社に正式に依頼すると、その後はその営業マンと連絡を取り合うことになります。

もし、具体的な提案や解決方法などをきちんと提示できなければ、あなたにとっても購入検討者にとっても頼りないものになってしまいます。

そのため、担当営業マンの実力と人柄を確認して、納得できれば媒介契約を結ぶようにしましょう。

内覧に向けてキレイにしておこう

不動産会社と媒介契約を結んで、正式に不動産を売りに出すと、実際に物件を見に来る人が現れます。

内覧者に良い印象を与えて、買いたいと思わせることが大切です。

重要なのは、買いたいと思ってもらえるように部屋をキレイに片付けることです。
できるだけ広さを演出できるように意識すると良いでしょう。

また、水まわりなどの汚れが目立ちやすいところは、ハウスクリーニングなどに頼むことも良い選択です。
値下げの打診になりそうな部分は、担当者と相談しながら解決しておくことが得策です。

ウチラボ編集長
家を売るなら、無料の一括査定サイトがおすすめです。

「不動産の売却を検討されている方」や「家の査定価格が気になる方」には、一括査定サイトがオススメです。

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