中古の家を早く売るには、不動産会社の営業担当者の知識と経験が重要
不動産を売る場合、通常は不動産会社と仲介の契約を結び、その会社の営業担当者に買い手を見つけてもらうための販売活動を行ってもらうようになります。
不動産を早く高く売るためには、営業担当者の質がとても重要です。
目次
新築の不動産売買の場合
不動産の売買で大きく分類すると、新築の不動産売買と中古不動産の売買に区別することができます。
新築の売買では、不動産会社が土地を購入して建物を建てて販売する場合や、マンションデベロッパーが新築マンションを販売するなどのケースがあります。
そのような新築の売買物件の場合は、立地や建物の品質、パンフレットなどの資料、モデルハウスなどを購入検討者が確認して、実際に購入するかどうかを検討します。
販売価格は、新築物件の相場の範囲がある程度ありますので、その相場に物件の個別性を考慮した価格となります。
新築物件では、不動産の価値やアフターケアの内容などが重視されるといえます。
中古不動産の売却の成功は営業担当者次第
一方で、中古物件の場合は、豪華なパンフレットやモデルハウスなどがないため、こういったもので購買意欲を高めることはできません。
中古物件は建物の傷み具合やリフォームの必要性など、新築では考慮する必要がなかった部分も購入にあたっての重要な要素となります。
中古不動産の場合は、新築とは異なる販売戦略が必要となるため、早く高く売れるかどうかは不動産会社の営業担当者の経験や知識に大きく左右される部分があります。
そのため、中古不動産の売却が成功するかどうかは、営業担当者がカギを握っているといえます。
良い営業担当者とは?
いままで住んでいた不動産や相続した不動産を売却する場合、その不動産は中古物件として扱われます。
その中古物件をできるだけ高く早く売るためには営業担当者の経験や知識、人柄が問われます。
「良い営業担当者」といえるには、以下のポイントを満たしているかどうかが重要です。
- 連絡がとりやすいか?
- 時間を守るか?
- 清潔感があるか?
- 質問に対して丁寧に答えてくれるか?
- 具体的な販売戦略を持っているか?
- 税金やローンなど幅広い知識を持っているか?
① 連絡がとりやすいか?
売却を依頼した場合、不動産会社の営業担当者と連絡を取り合うようになります。
何か疑問や不安なことなどがあった場合に連絡がとれやすい担当者の方が安心です。
一方で、不動産会社に連絡をしても「ただいま外出中です」と言われ折り返しの連絡がない場合などは会社の体制に問題のある可能性があります。
また、直接、担当者の携帯電話に電話をかけてもなかなか電話に出てもらえないばかりか、次の日の夕方ぐらいにやっと折り返しの電話があるなどといった場合には、営業担当者の人柄や仕事に対する姿勢に疑問が生まれてもしょうがないといえます。
また、メールで質問をしても次の日になっても返信がない場合やメールを送ったことに翌日になっても気づいていなかった場合などは、引き続き売却を任せることを考え直したほうがよいかもしれません。
② 時間を守るか?
時間に正確であったり、決められた時間を守るかどうかも営業担当者の人柄や仕事に対する姿勢をチェックするうえで重要なポイントです。
時間にルーズな営業マンだと重要な手続きに対してもルーズに対応してしまう恐れがあります。
また、予定の時間に遅れて到着しても全く悪びれていないような態度をとっている営業マンの場合は、今後も誠実な対応を期待することはできないかもしれません。
③ 清潔感があるか?
営業担当者は、購入検討者と直接接する機会があります。
その際、購入検討者から嫌われてしまう営業マンだと、せっかく売れたかもしれないチャンスを無駄にしてしまう可能性があります。
嫌われる要素としては、話し方や態度もありますが、不潔そうな雰囲気もとても嫌われやすいポイントとなります。
具体的には、スーツがヨレヨレだったり、タバコ臭かったり、ヒゲが少し伸びていて髪もサッパリしていない、靴がボロボロ、などといった点です。
また、売却を依頼した場合には売主と直接会ったりもしますので、不潔そうな雰囲気の営業マンだと打ち合わせ自体に身が入らないかもしれません。
中古物件の売買では、営業担当者の質も大変重要な要素となりますので、清潔感のある担当者に任せるようにしましょう。
④ 質問に対して丁寧に答えてくれるか?
多くの方にとって不動産の売却は初めてという人が多いと思います。
また、不動産の売買では様々な法律や慣習などがあるため、一般の方にとっては疑問に思うこともたくさんあると思います。
そのためにも、売主の質問に丁寧に誠実に対応してくれる営業担当者を選ぶようにしましょう。
逆に、質問を繰り返すうちに面倒くさがる態度を見せる営業マンには、依頼しない方が安心です。
また、専門用語ばかりを使って、売主を納得させようとする営業マンも要注意です。
⑤ 具体的な販売戦略を持っているか?
不動産の売却は、営業マンが「売りたい」と思っているだけで成功するようなものではありません。
これまでの経験を生かした販売戦略を持っているかどうかが重要です。
早く高く売るために、どういった工夫をしてくれるか確認してみるとよいでしょう。
その時に曖昧な回答しかしてくれない担当者や、「任せておいてください!」としか言わないような担当者の場合は要注意です。
⑥ 税金やローンなど幅広い知識を持っているか?
不動産の売却は、日常の買い物と異なり、様々な法律が関わってきます。
また、売る不動産の内容や所有期間によっても税金が変わりますし、ローンの返済の手続きなど、いろいろな決まりがあります。
このような部分まで幅広い知識を持っている営業担当者だと安心して任せることができます。
だからといって、営業担当者が必ず全てのことを知っている必要はありません。
重要なのは、知らない質問をされて変にごまかすのではなく「知りません」と言えるかどうか、そして、すぐにその質問の内容を調べて売主に報告してくれるかどうかが大切なポイントといえます。
複数の会社に問い合わせることが大切
以上のとおり、不動産の売却を成功させるためには、信頼できる不動産会社の営業担当者を見つけることがとても重要です。
良い営業担当者と巡りあうためには、どうしても何社か不動産会社に問い合わせる必要があります。
ただ、やみくもに問い合わせをしても、その会社が不動産の売却に強いかどうかもなかなか分からないかと思います。
そのため、良い営業担当者を選ぶ場合は「不動産の一括査定サイト」の利用がおすすめです。
「不動産の一括査定サイト」では、複数の不動産会社に一括で査定を依頼することができますので、一社一社に問い合わせる労力が大幅に軽減できます。
また、一括で査定を依頼することができるため、各社の査定額や査定根拠を比較できるというメリットもあります。
不動産の売却が初めてという方は、特に「不動産の一括査定サイト」を利用された方がスムーズかと思います。
家を売るなら、無料の一括査定サイトがおすすめです。
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