ウチラボ 編集長

マンションから一戸建てに住み替える時に知っておきたいポイント

マンションから一戸建てに住み替え

マンションから新築一戸建てへの住み替えを憧れる方は多いと思います。
しかし難しいと思われるている方も多いのではないでしょうか。

実際は、住み替えを依頼した不動産会社と一緒に進めていくので心配ありません。

もし、マンションから新築一戸建てへの住み替えを検討されている場合は、この記事を参考にして頂ければ幸いです。

マンションから一戸建てに住み替えを検討されている方から、以下のような理由をよく聞きます。

  • 広い庭付きの一戸建てに住みたい
  • 隣室の騒音から解放されたい
  • ペットを気兼ねなく飼いたい

次に、資金計画と、マンションから一戸建てに住み替える際のメリット、デメリットを説明していきます。

資金計画

住替えを検討されている場合、まずは資金計画を立てる事が大切です。
資金計画の立て方を手順に沿って説明します。

住宅ローンの残債を確認

住宅ローンの残債は、マンションを売却する時に、いくらで売りに出すかの目安になります。
残債を超える売却額であれば、購入資金に当てることができます。

残債に届かなければ、預貯金でその分を支払うか、住み替えローンを利用する必要があります。

住み替えローンでは、現在の住宅ローンの残債を購入する住宅ローンに上乗せして借りることができます。

当然、借りる額が増えますので、毎月の支払額、返済期間が伸びます。
今の返済額でも生活が苦しいようでしたら、預貯金が貯まるまで、住み替えの時期を伸ばした方が賢明です。

査定額を確認

住宅ローンの残債を確認した後は、マンションの査定額を知る必要があります。
査定は、地元の不動産会社でも大手の不動産会社でも依頼ができます。

どちらが良いかは、一概には言えません。

得意のエリアによっては、地元の不動産会社の方が有利ですが、そうでなければ、大手の不動産会社の方が無難です。

また、同じ不動産会社でも担当者によって経験値に差がありますし、相性もあります。
どちらにしろ、一つ相談に行った先で住み替えの依頼を出すことは早計と言えます。

お勧めは「マンション一括査定サイト」を利用し、複数の不動産会社から選ぶ方法です。
簡単な情報の入力で、すぐに複数の不動産会社から返事がきます。

各不動産会社に査定依頼を出すことで、適正な査定額を知ることが出来ますし、担当者の対応方法で信頼できる人かどうか確認できます。

不動産会社選びは、誰もが悩み、一番大切ともいえるところです。
しっかり吟味して選ぶようにしましょう。

毎月の返済額

より良い生活の為に住み替えをして、その後の生活が苦しくなれば本末転倒です。
毎月の返済額は、必要な費用を差し引いて計算する必要があります。

特に養育費は、大きな費用です。
子供の成長に合わせて、毎月いくらの出費が掛かるかよく考えましょう。

住み替えは、急な転勤等でやむを得ず行うこともあります。
まだ十分な資金がたまっていなければ、無茶なローンを組むことにもなりかねないです。

そういう時に頼れるのは、親の援助です。
しかし、親の援助を行う場合、一定額を超えると贈与税がかかります。

一定額までなら、贈与税は非課税になります。
また、住宅の種類によっても変わってきます。

非課税枠は、年によって変わってきますので、必ず新しい情報を得るようにしてください。

返済期間

近年「頭金0円」で住宅ローンを借りれるという広告をよく見かけます。
他にも、80歳まで借りれるなど長期の住宅ローンもあります。

頭金が0円なら、毎月の返済額は大きくなりますし、返済期間も伸びます。
返済期間については、定年までが望ましいです。

定年後も返済期間が続く場合は、資金計画をより細かくするようにしてください。
よく「退職金で完済する」という言葉を聞きますが、今の時代、当てにするのはリスクが高いかもしれません。

一戸建てに住み替えるメリット

維持費が掛からない

マンションは毎月「修繕積立金」を支払う必要があります。
また、駐車場代、駐輪場代などもかかります。

特にタワーマンションの場合は、毎月の管理費がかなり高いです。
そして、古くなれば維持費が高くなることも注意が必要です。

一方、一戸建ての場合は、維持費の支払いがありません。

部屋の広さ

同じ価格帯であれば、マンションより大きな家に住むことが可能です。
部屋数も多くなるので、子供が出来れば、将来部屋を与えてあげることもできます。

隣室トラブル

マンションで一番よく起こることが、隣室トラブルです。
子供が出来れば、どうしても大きな音を立ててしまうことがあります。

一戸建てであれば、隣室への気遣いに悩まされない生活が出来ます。

一戸建てに住み替えるデメリット

修繕費用

一戸建ての場合、修繕積立金の支払いはありませんが、何か故障した場合は、自ら業者に連絡をして修理の依頼をします。
毎月の支払いがなくても、急な出費に対処できるように、修繕費用の積み立てを行うことが望ましいです。

光熱費

マンションの場合、家族がリビングに集まることが多いですが、一戸建ての場合は、各部屋で過ごすことが多くなりやすいです。
その為、各部屋にエアコンを付けたりするので、光熱費が高くなることは仕方ありません。

セキュリティ

マンションの場合は、オートロックや、管理さんの常駐によりセキュリティは高いと言えます。
また、窓数も増える為、空き巣に狙われやすいです。

防犯対策は、しっかりするようにしてください。

住み替えを成功させるための大切なポイント

マンションから新築一戸建てへの住み替えを成功させる為に、押さえておきたいポイントを解説していきます。

住宅ローンの残債を完済できるかどうか

住み替えではまず、一番に考えることがあります。
それは「マンションを売却して住宅ローンを完済できるかどうか」です。

住宅ローンを完済できなければ、新居の購入で新たに住宅ローンを組むことができません。

住宅ローンは、一般的に売却した資金で返済しますが、足りない分は自己資金を用意する必要があります。

住宅ローンを完済できない場合

自己資金でも住宅ローンを完済できない場合は「買い替えローン」があります。

買い替えローンとは、住宅の売却資金で返済しきれない分を上乗せして、新居の購入資金を借り入れるサービスです。

ただし借り入れ資金が大きくなる為、返済期間は長くなり月々の返済額は高くなります。

買い替えローンを利用する場合は、資金計画をしっかり立てるようにしましょう。

引き渡しと引っ越し

マンションを売却して新居を購入する場合、資金計画も重要ですが、引き渡しと引っ越しのタイミングも重要です。

新築一戸建ての場合は、購入から完成まで数ヶ月掛かります。
その間にマンションの購入希望者が現れ、引き渡しまでに新居への引っ越しを済ませる必要があります。

もし間に合わない場合は仮住まいを用意しなければなりません。
その場合、引っ越し代と家賃の支払いが余計に掛かることになります。

専門家に相談

住み替えは色々と考えることが多く大変です。
住宅ローンの残債や新居の購入資金、売却と購入のタイミングなどです。

ですが、全て自分だけで考える必要はありません。
不動産のプロに相談して進めれば大丈夫です。

問題は、全ての不動産会社が信頼できるとは限らないということです。
一つ一つ不動産会社を回り、信頼できる担当者を見つけることも手ですが、正直手間が掛かります。

今なら「不動産一括査定サイト」をお勧めします。

不動産一括査定サイトの利用

不動産一括査定サイトの特徴は、一度に複数の不動産会社に査定の依頼ができることです。

適正な売却価格の把握

複数の不動産会社に依頼すれば、査定額を比較することで適正な売却額が分かります。

査定額は不動産会社でバラバラなことが多いです。
不動産会社によっては、会社に都合の良い査定額を決めることもあるため気を付けてください。

媒介契約を取る為に高い査定額を報告することもあれば、決算が近ければ早く売却できるように低く査定額を出すこともあります。

一社に依頼しただけでは、それが適正価格か判断することができません。
可能であれば、売却するマンションの相場を把握しておくことをお勧めします。

今はインターネットを使えば簡単に調べることができます。
同じマンションで別の部屋が売りに出ていることもあります。

しかし、同じマンションでも部屋の大きさや階数、部屋の向き、それから売主の事情によっても価格は変動します。

相場を調べる場合は、複数の事例を見るようにしてください。

信頼できる不動産会社の把握

複数の不動産会社に依頼する理由は、適正な査定額の把握だけではありません。

信頼できる不動産会社を見つけることにも繋がります。
しっかりした査定の説明や売主の状況に合わせた売却スケジュールなど、不動産会社によって差を感じるはずです。

質問に対してのレスポンスの速さなど、総合的に見て信頼できる不動産会社か判断していきましょう。

まとめ

マンションから新築一戸建への住み替えについて解説してきました。
ですが、住み替えの基本は同じです。

  1. 住宅の売却 → 新居の購入 → 新居へ引っ越し → 住宅の引き渡し

気にする点は、新築一戸建ての場合は入居まで間が空くため、住宅の引き渡しと新居への引っ越しのタイミングが難しいことです。

住み替えのスケジュールや細かい点は、不動産会社に相談しながら進めれば問題ありません。

大切なことは、信頼できる不動産会社に相談することです。

決して大手の不動産会社だからという理由では決めないでください。

エリアによっては、地元の不動産会社の方が良いこともあります。

ただし、大手の方がリスクに対してはきちんとしている事が多いです。

地元の不動産会社に依頼する場合は、担当者の経験値や誠実さなどよく見るようにしてください。

信頼できる不動産会社が見つかれば、住み替えの一番大切なところはクリアしているようなものです。


実際の体験談を紹介します

実際にマンションから一戸建て住宅に住み替えられた方の体験談を紹介します。

新築一戸建てに住み替え。マンションを売却して購入資金に充てました

昨年の冬、2人目の子供が生まれました。
私は妻と子供2人で4人家族になりましたが、住んでいたマンションでは手狭になってしまいました。

「もっと大きな場所に住み替えよう」と妻と話し合った結果、住み替え活動がスタートしました。

売却したマンションの概要

  • 購入価格:3000万円
  • 残債:2000万円
  • 居住期間:5年
  • 築年数:10年
  • 間取り:2LDK
  • 駅から徒歩10分

住み替えるために不動産屋に相談しに行きました

私は妻と一緒に、地元の不動産屋へ住み替えの相談に行きました。
店に入ると、スーツをビシッと着こなしたベテラン風の男性が対応してくれました。

早速、住み替え希望であることを伝えると、売却する住まいの情報や住み替え先の希望条件などを聞いてくれました。
そして初めに決めることが、売却と購入どちらを先に行うかでした。

私達は、余分な資金もあまりなく、売却額で購入資金をしっかりと把握したかった為、売り先行で進めることにしました。

担当者が訪問され査定してもらいました

マンションの査定依頼では依頼したその日に、部屋の中を見てもらいました。

そして後日、査定報告を受ける為に不動産会社に向かいました。
査定額は「2000万円」です。

残債を完済できる査定額に、私は安心しました。
しかし妻は「他の不動産会社にも査定してもらった方がいいと思う」と、査定価格に納得していませんでした。

その日は査定報告を受けるだけで、帰宅しました。
翌日は妻が一人で、他の大手の不動産会社を回り、査定依頼をしてきました。

部屋の中も見てもらったようです。
私は仕事で立ち会うことが出来ませんでした。

後日、2社の大手不動産会社から査定報告がありました。
価格は「2400万円」「2380万円」です。

私は査定報告を見てびっくりしました。
2社の内、妻の希望で「2380万円」の査定を出した大手不動産会社に売却依頼を出すことにしました。

どうも担当を気に入ったようです。
早速、その不動産会社に向かい「媒介契約」を結びました。

媒介契約には、複数に依頼できる契約もありましたが、妻が信頼している担当の不動産会社と「専任媒介契約」を結びました。

売却と同時に住み替え先探し

売却活動を始めると同時に、住み替え先の物件も見ていました。
まだ、マンションと一戸建てのどちらにするかも決まっていなかったため、どちらも探しました。

マンションの売却活動も調子が良く、内見も毎週1回はありましたので、すぐに売却できそうだと思い、住み替え先の内見も積極的に始めました。

いくつか内見をしている中で、ある新築一戸建てを気に入りました。
妻も非常に気に入っており、まだ売却はできていないのに購入を検討しました。

担当からは「売りに出たばっかりの新築一戸建てですが、正直すぐに買い手が現れると思います。」という言葉に焦り、購入の申し込みをしました。

予定が変わり、購入を先にすることに

まさかの予定変更で、売却を焦り始めました。
しかし本当に運が良く、同時にマンションの買い手が現れました。

それでもスケジュールはかなり過密でした。
住宅ローンの審査時には、まだ売却ができていなかった為「マンションの売却」が条件につきました。

そして、ローンの決済前にマンションの売買契約書を見せることで、無事借りることができました。

引き渡しと入居

それからもタイトなスケジュールで、マンションの引き渡し直前に、何とか住み替え先に入居できました。

買い手は早目の引っ越しを希望していましたが、私たちの入居を待ってくださいました。

それなのに、売却の値下げ交渉もなく、本当に感謝しかありません。

住み替えを終えるまで、本当に過密なスケジュールになりました。

売却を先にして、仮住まいを用意しない程度に焦らず住み替え先を決める予定でしたが、中々予定通りにはいかないものです。

それでも、新築一戸建ては迷わず購入して良かったです。
本当に快適です。

また、妻に言われて査定も複数の不動産会社に依頼して助かりました。
あのまま売却をしてたら、400万円のマイナスでした。

当分、妻には頭が上がりません。
これからは、一つの情報を鵜呑みにしないように気をつけたいと思います。


最後に

今回は、マンションから一戸建てに住み替える場合についてお話ししました。

マンションと一戸建て、どちらが良いかよく聞かれますが正直難しい質問です。

自分の望んでいることが、どちらがより満たされるかで選べば良いと思います。

そして、資金計画については、しっかり立てましょう。

資金計画の立て方が、一番今後の生活に影響してくることです。

最終的には、不動産会社の担当者とよく話し合って、住み替えをしていく事が大切です。

ウチラボ編集長
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