ウチラボ 編集長

不動産業者の営業。旦那さんと奥さんのどちらが対応するか決めておこう

不動産を売却するとなると、仲介業者の担当者と打ち合わせしたり、電話などで連絡を取り合うこともでてきます。

また、どの不動産仲介業者に依頼するかまだ決めていない段階では、いくつかの不動産仲介業者の担当者と会って、査定価格の根拠や売却方法など、いろいろな話を聞くようになります。

そのような不動産業者との連絡や打ち合わせを、旦那さんと奥さんとでバラバラに対応してしまうと、大事なことを伝え忘れたり、勘違いが生まれることもあります。

そのため、不動産会社の担当者と接する窓口は、最初から旦那さんと奥さんのどちらかに決めておいた方が安心です。

そして、特に重要なのが、どの不動産会社に依頼するか迷っている段階で、営業マンと接するのは夫婦のどちらが良いかという点です。

営業マンと接するのは、夫婦のどちらが良いか?

不動産会社との打ち合わせや契約前の営業段階では、夫婦で話を聞きながら旦那さんがメインで話す場合が多いようです。

または、奥さんはお茶を出したら応接室から出て、具体的な話は旦那さんに任せるという場合もあるようです。

どの不動産会社に依頼するか決めるために不動産会社の担当者と会うとなると、不動産業者の担当者は契約を結びたいので営業トークをしてくるようになります。

そういった状況では、旦那さんに任せておいた方が安心と思われる方も多いかと思いますが、実は営業マンにとっては、奥さんと話すより旦那さんと話す方が営業しやすいと考えている場合があります。

旦那さんが営業マンと接する場合

なんとなく営業マンは奥さんよりも旦那さんに営業する方が苦手だったり、緊張するのではないかと思う人も多いのではないでしょうか?

もちろん営業マンによっても人それぞれなのですが、旦那さんに営業する方が楽だと感じている営業マンもいます。

その理由は、男性(旦那さん)の場合、営業を経験したことがある人も多く、営業の苦労を知っているために、少し同情的になったり苦労させないようにしようと考える人も多いからです。

そのため、「そんなにヤル気があるなら任せよう」とヤル気だけで評価をしたり、「話していて気持ちがいい営業マンだ」と雰囲気で評価してしまう傾向があります。

そして、あまり具体的なことは聞かずに「君を信じるから、後は任せるよ」と言ってしまうのも男性の方が多いようです。

本来は、「査定価格の根拠」や「売却に向けた戦略」、「すぐに売れなかった場合の対策」などをしっかり聞く必要がありますし、その営業マンの知識や経験、実績なども確認する必要があります。

しかし、ヤル気や営業マンの人柄だけで契約を結んでしまうと、あとになって「君を信じたから任せたのに」と後悔してしまう恐れがあります。

営業マンの人柄も重要ですが、知識や経験、実績なども納得したうえで契約を結ぶことが大切です。

奥さんが営業マンと接する場合

営業マンが奥さんと接する場合は、なんとなくほのぼのした雰囲気で会話が進みそうな気もしますが、実は旦那さんとの会話以上にピリピリした空気になったり、旦那さんが聞かないような質問も次から次にされてしまう場合もあります。

奥さんの場合は、冷静にその営業マンの経験や知識を確認して、本当にこの会社に任せてよいかどうかを判断しようとされる方も多いようです。

たとえば、「宅地建物取引士の資格を持っているのか」といったことは、その営業マンの知識を確認するひとつの手段になります。

そのため、宅地建物取引士の資格の有無を聞くのも大切なことですが、つい相手に気を遣ってしまって聞きづらい部分でもあります。

営業マンと接する場合は、そういったことをきちんと質問できる人が窓口になった方がよいかもしれません。

また、よく聞く話では、「あの営業マンは歯が汚かったから、あの会社とは契約しない」といったことや「あの営業マンはタバコ臭かったから嫌だ」といった厳しい意見も奥さんの方が多いようです。

営業段階では夫婦2人で対応するのがオススメ

売却の依頼をした後は、情報の共有さえ確実にできていれば夫婦どちらが窓口になっても、そんなに問題はないかと思います。

ただ、営業マンが訪問して契約を進めてくる段階では、夫婦2人で揃って対応することがオススメです。

不動産業者と契約(媒介契約)を結ぶ場合、そのチェックポイントはいろいろありますので、2人でその点をチェックされると良いでしょう。

売却の仲介を依頼する場合にチェックするポイントには以下のようなものがあります。

  1. 近隣エリアでの売却実績はあるか?
  2. 同じような不動産の売却経験はあるか?
  3. まず最初にどういった売却活動をしてくれるのか?
  4. なかなか売れなかった場合、どういった対策をとってくれるのか?
  5. 宅地建物取引士の資格は持っているか?
  6. 清潔感があり誠実な対応をしているか?

① 近隣エリアでの売却実績はあるか?

中古不動産を購入する人は、その近隣に住んでいるか、その近隣に地縁のある方といったケースが多い傾向にあります。

そのため、広告などを打ち出す場合も近隣に重点的にチラシを配ったり、営業活動をすることが多くなります。

また、その地域に詳しい場合は、購入してくれそうな見込み客をおさえている場合もあります。

全くその地域のことを知らない担当者と、その地域に詳しい担当者とでは、効率的な売却活動の面でも大きな差が生まれます。

できるだけ早い期間で売るためにも、近隣の実情に詳しく売却実績のある担当者に任せた方が安心です。

② 同じような不動産の売却経験はあるか?

一般の個人の方が不動産を売る場合でも「土地」や「マンション」、「戸建て住宅」などといったタイプがあります。

「マンション」にはマンションの、「戸建て住宅」には戸建て住宅の売り方がありノウハウもあります。

そのため、売却予定の不動産と同じタイプの売買経験が豊富な営業マンであれば、経験と知識があるため安心して任せられそうです。

③ まず最初にどういった売却活動をしてくれるのか?

仲介の契約を結ぶことだけを考えている営業マンには安心して仲介を任せることはできません。

不動産の売却は、仲介の契約を結んでからが本当のスタートです。

そのため、仲介を依頼したあとの売却活動について具体的な考えがない営業マンは避けるようにしましょう。

④ なかなか売れなかった場合、どういった対策をとってくれるのか?

不動産が売れなかった場合はどういう方法があるのか、といった質問をすることで、その営業マンの経験や知識を知ることができます。

売れ残りそうになった場合には、どんな対策や戦略があるのか具体的に尋ねてみましょう。

もし、具体的な方法は何も説明せずヤル気だけをアピールする営業マンだと安心して任せることはできません。

⑤ 宅地建物取引士の資格は持っているか?

一般の方は馴染みがないためご存知でない方も多いようですが、不動産会社の営業マンが全員、宅地建物取引士の資格を持っているとは限りません。

法律上は、5人のうち1人が宅地建物取引士の資格を持っていれば不動産業を営むことができるようになっています。

もちろん宅地建物取引士の資格がなくても、経験が豊富な営業マンもいますが、資格を取得しているかどうかで不動産に関するある程度の知識を持っていることが分かります。

もちろん、資格を持ってないと絶対にダメだというわけではありませんが、もし営業マンから「勉強が嫌いなので」といった答えが返ってきた場合には、その営業マンの仕事に対する姿勢や熱意に疑問を持ってしまってもしょうがないといえます。

⑥ 清潔感があり誠実な対応をしているか?

不動産の売却を依頼した場合、何度も会ったり連絡を取る必要があります。

接していて嫌な気持ちになる営業マンだと、そういった気持ちから不信感につながってしまうこともあります。

そのため、社会人としての常識やビジネススキル、そして清潔感などが備わっている営業マンの方が、やりとりも気持ちよくできるといえます。

また、営業時の態度に誠実さがないような営業マンの場合は、正式に契約をしてしまうとさらに不誠実な面が見えてくる可能性もありますので、人柄もしっかり見るようにしましょう。


安心して任せられる営業マンを探しましょう

不動産を売るとなった場合、大きな金額の取引となりますので慎重に不動産業者を選ぶようにしましょう。

また、以上のとおり営業マンを信頼できるかどうかについては、多くのチェックポイントがありますので、初めて会うときは夫婦2人で話を聞かれることをオススメします。

ただ、ひとつひとつの会社に問い合わせていくのは大変なことですし、どの会社が良いかは実際に会ってみないと分からないことですので、不動産会社探しだけで疲れてしまうかもしれません。

そのため、不動産業者をまだ決められていない場合は、「不動産の一括査定サイト」がオススメです。

「不動産の一括査定サイト」は、インターネット上から一度の入力で、一括で複数の不動産会社に査定を依頼することができますので大変便利なサービスです。

また、複数の不動産会社に査定を依頼しても料金は無料なので、安心して利用することができます。

不動産の売却では、不動産会社と契約してからが本当のスタートといえますので、このようなサービスを利用してスムーズに会社選びをされるとよいでしょう。

ウチラボ編集長
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「不動産の売却を検討されている方」や「家の査定価格が気になる方」には、一括査定サイトがオススメです。

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