【体験談】40年住んだ一軒家を売却して新築一戸建てに住み替え
この記事は実際に不動産の売買を経験された方の体験談になります。
これから売却や住み替えを検討されている方の参考になるかと思います。
目次
家族構成と住み替えの動機
家族4人暮らしで、子供は11歳の息子と12歳の娘がいます。
売却した一戸建ては、結婚を機に、生前贈与で譲り受けたものです。
両親は近くに引っ越した為、それから私たち夫婦だけで暮らすことになりました。
やがて子供も大きくなり、そろそろ個別の部屋を与えてあげたい思いました。
しかし、建物は小さく、個別の部屋を与えるのは厳しい現状でした。
部屋の数は問題ないですが、収納スペースにゆとりがない為、1つの部屋は完全に物置です。片付けるとしても、移す場所もありませんでした。
また、40年住んだ建物は、かなり年期が入っています。
しかも40年前に建てられた建物は、新基準前の旧耐震基準で建てられています。
特に気にはしていませんでしたが、東日本大震災から不安を感じるようになりました。
震災で建物にヒビが入ることはありませんでしたが、妻と子供を守る為に、いつかは引っ越したいと考えていました。
それから、長年住んだ一戸建ての売却を決意した私は、家族、両親の承諾を得て、動き出すことになりました。
一戸建ての住み替え依頼
初めての不動産の住み替えですが、今はネットで色々調べられます。
不動産会社に相談する前に、少し自分で調べました。
ネットの検索で気付いたことは、結局、良い担当がつくかにかかっているみたいです。
運次第かと思いましたが、大手の方が失敗は少ないみたいです。
私はまず、近くの大手不動産会社に足を運びました。
店に入ると、ベテランを感じさせる男性が対応されました。
住み替えについて話すと「それでは査定から始めましょう」とのことで、その日のうちに部屋を見て頂き、査定依頼をだしました。
他にも、続けて2社の不動産会社にも査定依頼を出しました。
もちろん、他の2社にも部屋を見て頂きました。
後日、3社から査定報告がありました。
査定価格については、ほとんど差がありませんでした。
そして、初めは3社全部と「媒介契約」を結ぶつもりでしたが、私は1社の大手に絞り契約をしました。
理由としては、その1社の担当が、明らかに他の担当と違ったからです。
契約した不動産会社は、私が初めに訪れた先でした。
ベテランを感じさせる見た目だけでなく、知識・経験も目を見張るものがありました。
また、近隣の不動産動向についても、かなり詳しかったです。
私は迷わず、こちらで「専任媒介契約」を結んだのです。
売却した一戸建ての概要
- 所在地:埼玉県
- 土地面積:約100㎡
- 建物面積:約70㎡
- 築年数:40年
- 間取り:木造2階建ての3LDK
駅まで徒歩20分、近隣にスーパーと薬局が一店舗ずつあります。
閑静な住宅街で、近くの公園では、子供の遊ぶ場として大変お世話になりました。
一戸建ての売出しを開始
一戸建ての売出しを開始しました。
初めは、内見の連絡が全くないので不安でしたが、1ヶ月を過ぎた頃に連絡がありました。
我が家はモノが多く、片付けは大変苦労しました。
一つの部屋は、完全に物置部屋にしていた位ですから。
少しでも奇麗に見えるようにして、内見者を迎えました。
初の内見者で気合を入れましたが、拍子抜けするくらいに、すぐ帰られました。
正直、目新しい物もないので、そんなに質問することもなかったのでしょう。
それから内見者は一人も現れずに2ヶ月が経ち「媒介契約」の更新月になりました。
結果はでませんでしたが、私は担当に不満は感じていませんでした。
これまで、インターネットや電話での問い合わせ状況やチラシ掲載の報告、また質問に対する返信のスピードなど、行動から本気で動いていることが良く伝わりました。
私は迷わず「専任媒介契約」続けました。
しかし、住み替え先の購入を先にしなくて良かったです。
急ぎの売却ではないですが、私は先に購入しても良いかと考えてました。
考えが浅く、すぐに売却できるものだと軽く思っていました。
初めから妻は「売却がすぐにできるとは限らないから、今後の生活の為にも、ローンと賃貸を二重で支払うような無駄な出費はやめようね。」と言ってましました。
本当に妻の言ってた通りにして良かったです。
会社での給料は妻に管理してもらってるので、家の経済状況は妻が一番よく分かっています。
私は、早く子供に部屋を与えて、喜ぶ顔が見たいという気持ちに、引っ張られていました。
ただ、住み替え先の情報提供は定期的に受けていました。
売却に進展があれば、内見もしていきます。
久しぶりに内見の問い合わせ
一戸建てを売りに出して半年が経ち、そろそろ値下げをしようかと考えているときでした。
久しぶりに内見の連絡がありました。
やっとチャンスが巡ってきたのです。
今回内見された方は前回と違い、細かくお部屋について聞いてくれました。
私たちは、正直に良いところ悪いところを話していきました。
1時間ぐらい経ったとき、内見者は満足した顔で帰っていきました。
そして同日夜、購入の申し込みが入りました。
値下げの希望があり、もともと価格を下げる予定だったので、数十万円ですが値下げに応じました。
お互いに価格で合意が得られ、無事に売却が決定しました。
それからは、一気に住み替え先探しです。
住み替え先探しから契約まで
住み替え先については、もう目星は付いていました。
その為、興味のある一戸建て全ての内見を済ませ、購入するマンションはすぐに決まりました。
今度は私たちの値下げ交渉です。
担当が上手に話を進めて頂いたのか、値下げにもすぐ応じてくれました。
その後は、住宅ローンの申し込みで承認を得られ、契約、決済、引き渡しもスムーズに進みました。
こういう時にベテランの担当だとすごく助かります。
事前に、私たちが迷いそうなことも伝えて頂き、準備するものやスケジュールも一覧表にして渡してくれました。
契約時も慣れた手つきで進行していき、見ていて「凄いな」と思いました。
私の友達が住み替えをしたときは、「契約時に買い手が遅れて、始まってもグダグダな感じで余計に疲れた」と言ってました。
私たちは恵まれていたかもしれません。
売却期間が長かった為か、その後はとても早く感じました。
本当に、売却が決まらない時にでも、担当を信じてよかったです。
売れない時は売れないし、売れるときは売れるものだと、素人ながら思いました。
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