ウチラボ 編集長

売主さん必見。中古マンションの購入希望者が不安に感じるポイントはここ!

中古マンションを売りに出すことが決まると、売主さんにとっては「早く買主が見つかるといいけど。」と不安に感じたり、「値下げしなくても売れるといいな。」と考えたりしがちです。

でもそれは購入希望者さん側も同じで、気になる物件を見つけると、その嬉しさと同時に数多くの不安を感じるようになります。

購入希望者の心理を知ってスムーズな売却を

購入希望者さんは、その物件に対して不安が大きいままでは購入の意思を固めることはありません。

購入希望者が購入の意思を固めてくれることで、初めて買い主となってくれるので、その不安を取り除いてあげることはとても大切です。

中古マンションの購入希望者がどういった点に不安を感じやすいのかを知って、きちんと対策することで、スムーズな売却を実現できます。

購入希望者が不安を感じやすい部分は?

中古マンションの購入希望者が不安に感じやすい点は、一言でいうと「マンションを売る理由や物件に何か問題はないか?」ということです。

それについて分類すると以下のようになります。

  • 売主に修繕積立金などの未払いはないか?
  • 物件に隠れた欠陥はないか?
  • 上の階や隣に変な人が住んでいないか?
  • 騒音や周辺の治安は大丈夫か?
  • ベランダの前に大きな建物が建築される予定はないか?

売主に修繕積立金などの未払いはないか?

多くの購入希望者(買主)が気にするのは、売主さんがマンションを売る理由です。

なぜかというと、例えばローンの支払いが大変になって売却する場合は、修繕積立金などの滞納がある可能性もあるからです。

他にも、不安になっている購入希望者は「このマンションには住みたくない理由があるのかな?」と考えたりもしますので、その人を安心させてあげることが大切です。

売却理由が、「転勤」だったり「子どもが大きくなったから住み替える」といった理由だったり、「親から相続したマンションだから」といった理由であれば、購入希望者も安心できますので、不安を取り除いてあげるとよいでしょう。

直接、その人と話す機会は少ないので不動産会社の営業担当者さんにきちんと説明しておくことが大切です。

物件に隠れた欠陥はないか?

テレビなどでも欠陥住宅の特集がよくあるため、購入希望者も慎重になりがちです。

これも不動産会社の営業担当者さんが対応してくれますが、一番信頼を失うのは欠陥を黙っておくことなので気をつけましょう。

たとえ何らかの修理が必要な場合であっても、購入希望者はリフォーム代を考慮して購入するかどうかを検討してくれますので、正直に伝えればそれほど心配することはありません。

ちなみに、いまは「建物検査(インスペクション)」というサービスもあります。

これは、専門家による第三者の目で物件を細かくチェックしてもらうサービスになります。

この「不動産診断(インスペクション)」は、いっけん買主側にしかメリットがないように感じますが、実は、「ちゃんと検査してもらったから何も隠してないよ」というお墨付きを得ることができるため、購入希望者に安心してもらいやすい効果があります。

そのため、不動産診断を事前にしておくことで中古マンションをスムーズに売却できる可能性も高まるというわけです。

この不動産診断に興味がある方は、不動産会社の担当者さんに相談されてみるとよいでしょう。

不動産診断について、もっと知りたい方はこちら

営業担当者にきちんと伝えておくことが大切

マンションの購入希望者は、売主さんよりも不動産会社の営業担当者と接する機会が多くなります。

そのため、不動産会社の担当者さんには売却の理由を伝えたり、問題がありそうな箇所は事前に説明しておきましょう。

そうすれば何かあった時でも担当者さんが対応しやすくなりますし、場合によっては良いアドバイスももらえるかもしれません。

信頼できる優秀な不動産会社の担当者さんと出会うことが売却成功の第一歩といえます。

オープンルームで購入希望者と話すことも可能

中古マンションを早く売りたい場合は、オープンルーム(内覧見学会)を開くこともオススメです。

このオープンルームは、不動産会社によって仕組みが若干異なりますが、売主さん不在のもとで不動産会社の担当者が部屋を案内することもありますし、売主さんが一緒に案内することが可能なケースもあります。

もし売主さん自身がオープンルームに訪れた人と会って話したいと希望される場合は、事前に不動産会社の担当者さんに相談されてみるとよいでしょう。

ただ、買主さん側の立場になると、内覧見学会に売主さんがいるのはメリットとデメリットがあるので気をつけましょう。

オープンルーム:売主さん同席のメリット

買主側のメリットとしては、売主さんから直接、物件やマンション全体のこと、周辺環境のことなど、実際に住んでいる人の生の声を聞くことができる点です。

これは買主さんにとっては大きなメリットといえます。

ただ、内覧見学会に売主さんも一緒だと嫌がられる場合もあります。

オープンルーム:売主さん同席のデメリット

買主側のデメリットとしては、その物件に住んでいる人が一緒にいると、気を遣ってしまって細かい部分をチェックできないという点です。

特に、まだ売主さんがそのマンションに居住中の場合は、なかなか部屋をじっくり見てまわるということは気が引けますので、結果的に、購入希望者へ良い印象を与えることができなくなってしまいます。

このように、メリットとデメリットがありますので、不動産会社の担当者さんと事前に話し合われるとよいでしょう。

まとめ

以上が買主さん側の心理的な状況になりますが、売主さん側としては「物件のことで隠し事をしない」ということが一番大切です。

もし物件に雨漏りがあっても、それを正直に伝えておけば「じゃあ少しリフォームが必要だな」と買主さんが考えるだけで済みますが、「何だか隠し事がありそうだ」と不安がられてしまうと、購入してもらえるチャンスがなくなります。

そのため、買主さんの不安を解消していくことが、結果的にスムーズな売却を成功させることにつながっていきます。

ウチラボ編集長
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