ウチラボ 編集長

家を買取業者に売るメリットとデメリット。早く売却したい場合は買取サービスがおすすめ

マンションや戸建てに住んでいると「不動産の買取サービス」のチラシが入ることも多いと思います。
また、最近は不動産の買取業者が人気でテレビCMをしている会社もあります。

これまでは、不動産を売却する場合、買い手を見つけてもらう必要があったため不動産の仲介業者に依頼するのが一般的でしたが、いまは不動産の買取業者の買取サービスを利用するのも選択肢のひとつとなっています。

不動産の買取サービス(買取業者)とは?

不動産の買取業者は、一般的に売主から不動産を買い取った後、買取業者が自らリフォームやリノベーションを施して、価値を高めたうえで第三者に販売します。

不動産の仲介業者の場合は、買い手を探して売主と買主の橋渡し(仲介)をするのが仕事ですが、買取業者の場合は自らが買主となる点で、仲介業者とは大きく異なります。

買取サービスのメリットは?

不動産の買取業者に買い取ってもらうメリットとして、以下のようなことが挙げられます。

かなり古い家でも売ることが可能

通常、築年数がかなり古い物件を仲介業者にお願いした場合、なかなか買い手が見つからず、だらだらと日にちだけが過ぎていくことも多くあります。

築年数がかなり古く老朽化が目立つ場合、なかなか不動産の買い手が見つからないといったケースもありますが、買取業者はかなり古い物件でも買い取ってくれる場合がありますので、買主がいつまでたっても見つからないという場合にはとても助かります。

早い段階で現金化できる

もし相続などで家を譲り受けた場合には、売却先が見つかっていないのに相続税の支払い期限が先にきてしまう恐れもあります。

一方、買取サービスでは、すぐに現金化が可能です。

通常、不動産を売却する場合は、3ヶ月以上かかるのが一般的で、買主が見つからない場合は、その分、現金化できる時期が遅くなりますが、買取業者に売却する場合は、買い取ってもらった時点で売買が成立しますので、早い段階で現金化することが可能になります。

事前にリフォームする必要がない

古い物件の場合は、不動産が売れやすいように、必要に応じて水回りをリフォームしたり雨漏りなどを修繕したりすることもありますが、買取業者に売却する場合は、その後、買取業者が自らリフォームして販売するようになりますので、売却する段階でリフォームをする必要はありません。

事前に提示してもらった金額で売却できる

仲介業者に売却を依頼した場合、事前に査定してもらった金額よりも安い金額でしか売れない場合があります。

一方、買取サービスの場合は、事前に提示してもらった買取価格でそのまま買い取ってもらうことが可能です。

建物に隠れた欠陥があっても責任を負わない

通常、仲介業者を通して不動産を売却した場合、売主は買主に対して欠陥の責任を負います。

売却した後でも一定期間は何らかの欠陥が見つかった場合、その修繕のための費用を売主が負担しなければいけないというものです。

そのため、仲介業者を通して売却する場合は、事前に不動産に欠陥がないか慎重にチェックしておく必要がありますが、買取業者に売却する場合は、その責任を負う必要がありません。

そのため、通常は事前に売る物件に何か欠陥がないか、しっかりチェックしておかないといけないのですが、買取サービスに売却する場合は、その欠陥の責任を負うことはありません。

買取サービスのデメリットは?

一方、買取業者に売却する場合のデメリットについては、以下のようなことが挙げられます。

高い価格で売れない(相場の70%程度)

買取業者は、不動産を買い取って、その家をリフォームして販売するというビジネスモデルになりますので、買取価格が仕入れ価格となります。

そうなると、買取業者が利益を出すには、できるだけ仕入れ価格(買取価格)を低くしないといけませんので、買取価格はどうしても相場より低くなってしまいます。

一般的に、買取業者に買い取ってもらった場合、相場の70%程度の価格になるといわれています。

つまり、買取サービスを利用した場合のデメリットは、高い価格で売れないことです。

言い方を変えると、高い価格で買い取ってもらえないということになります。

ただ、不動産を売却したいと考えている方は、実際、金額は二の次で、とにかく早く売って不動産を手放したいと考えている方も多いのが実情です。

そのような方には、デメリットよりもメリットの方が大きいので「買取サービス」がおすすめです。

最近は、中古不動産を買い取ってくれる買取業者が増えてきました。

不動産の買取業者と仲介業者の違いは、以下のようなイメージです。

仲介業者は、売主からの依頼で買主を探して、売買が成立することで仲介料金というかたちで売上が発生します。

一方、買取業者は、売主から不動産を買い取り自らリフォームやリノベーションをして、綺麗な状態にしたうえで販売します。
そして、その不動産を売却した段階で売上が発生します。

分かりやすくいうと、仲介業者は買主を探して仲介するのが仕事で、買取業者の場合は自らが買主となり、買い取った不動産をリフォームして販売するのが仕事といえます。

自分自身の事情を考慮して利用するか判断しましょう

買取業者を利用する場合のメリットとデメリットは以上のとおりです。

これらのメリットとデメリットを踏まえた場合、例えば、「安くても良いからすぐに現金が必要な場合」には買取業者を選択されても良いかと思いますし、一方、「焦らず、じっくり高値で売却できる買い手を見つけたい」と思われている場合には、仲介業者を通して買主を探された方が良いかと思います。

そのため、買取業者を利用する場合は、そのメリットとデメリットを踏まえたうえで、ご自身の事情などを考慮して、利用するかどうか判断するようにしましょう。

目的に合わせて会社を選びましょう

以上のとおり、不動産の売却にあたっては、不動産の仲介業者に依頼した方がよいのか、それとも買取サービスを利用した方がよいのか、その目的に合わせて選ぶことが大切です。

もし「時間がかかってもいいから可能な限り高値で売却したい」と思われている方には不動産仲介業者がおすすめです。

一方、金額は安くなってもいいから、とにかく早く不動産を手放したいと思っている方は、買取サービスをおすすめします。

ウチラボ編集長
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